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フラジオレット (楽器) : ウィキペディア日本語版
フラジオレット (楽器)

フラジオレットもしくはフラジョレット(Flageolet)はフィップル・フルートファミリーに属する木管楽器である。16世紀に開発され、ティン・ホイッスルに受け継がれた20世紀に至るまで製造された。
フラジオレットは過去400年間で大きく変化している。最初のフラジオレットは「フレンチ・フラジオレット」と呼ばれ、前面に4つ、背面に2つの音孔を持っていた。この楽器はフレデリック・シャロン () やサミュエル・ピープスに演奏され、ヘンリー・パーセルゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが作品を書いている。「バード・フラジオレット」と呼ばれる小型の楽器も製作され、に歌を教えるのに使用された。フレンチ・フラジオレットの演奏するためのキーは0 - 7個である。例外として、ビュッフェ・クランポン製のベーム式フレンチ・フラジオレットは13個のキーを持っている。
18世紀末から19世紀初頭に、あるイングランドの楽器製造会社が、前面に6個の音孔を持つフラジオレットを製造し始めた。これは「イングリッシュ・フラジオレット」と呼ばれ、ティン・ホイッスルと同様に金属製であった。操作キーは0 - 6個である。フルートファイフ(fife)として演奏できるように、歌口が交換可能なものも製造された。
1810年頃に、イギリスのウィリアム・ベインブリッジ () は、和音を演奏できるように二つのイングリッシュ・フラジオレットから構成される、ダブル・フラジオレットの特許を取得した。また、彼はトリプル・フラジオレットや、オカリナと同様の運指法を持つドローン(drone)パイプも製作した。
フラジオレットは最終的にはティン・ホイッスルに完全に取って代わられ、今日演奏されることは滅多にない。しかしながら、この楽器の演奏は非常に容易であり、音色も柔らかで上品である。フラジオレットはおよそ2オクターブ音域を出すことが出来る。
==外部リンク==

* flageolets.com

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フラジオレット (楽器)」の詳細全文を読む



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